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絶滅器具種(ぜつめつきぐしゅ)

絶滅の危機にある器具のことを「絶滅器具種」と言う。


絶滅器具種に指定されるほとんどは、ブームに乗って大量生産されるも短命で終わるが、私たちの記憶の奥深い部分で生き続けている。


今まで発売されてきた器具の中には、身体機能に働きかける作用を持つと謳われているものも多いが効果のほどは定かではないとされる。


とにかく、百聞は一見にしかず。

すっかり見かけなくなった絶滅器具種の中からほんの一部を紹介します。



絶滅器具種の一例

【 ぶら下がり健康器 】


ぶら下がり健康器

数ある絶滅器具種の中で最も知名度の高い器具として知られる。


本来は、衣類を収納するハンガーラックとして研究されていた。あるとき研究者の1人が偶然ぶら下がってみたところ、 腕の筋肉が鍛えられたことにより基礎代謝量が増し余分なエネルギーを消費した結果、健康増進につながったとして健康器具として発売されたもの。


「これさえあれば、トレーニングジムへ通う必要もない」とのことで、1970年代後半には爆発的なヒット商品となった。 我先に人を押しのけて購入した主婦が購入して3日後には諸事情により使用しなくなり、その後ハンガーラックとして使ってみたところ便利だったため、 当初メーカーが研究していた本来の使用方法が一般に広まったとされている。



【 エキスパンダー 】


エキスパンダー

いわゆる「大リーグボール養成ギプス」を構成する部品。


コンダラーと同時期に発売が開始された。大きくて重いコンダラーは輸送コストがかかり過ぎて、販売価格が当時の大卒初任給の3倍以上だったため不人気だった。


一方、エキスパンダーは全身に装着することで誰でも簡単に大リーグボールの養成ができるとして高い人気を得た。 エキスパンダーを用いた練習は、理想的な訓練法としてピッチャーのトレーニングには欠かせない器具だったとされる。


しかし、読売ジャイアンツの星投手が大リーグボールを阪神タイガースの花形選手に打たれた直後からエキスパンダーの人気は鈍化。 エキスパンダーを販売していた店舗は不良在庫の山に苦慮したという。



【 ブルワーカー 】


ブルワーカー

以前の私はまさに貧弱な男の見本だった。


順子 「ヒロシ君いっしょに泳がない?」

トオル「順子!そんなひ弱なヤツ相手にするなよ。」


ますます自信をなくしていたある日、旧友のトオルに出会った。

私と同じような体であったはずの彼が・・・・・・


アイソメトリック

彼はすっかり変わって、たくましい男になっていた。

ブルワーカーのおかげだと聞き、私もさっそく、ブルワーカーの14日間無料試用を申し込んだ。


まっ たく   

たくましい胸をつくる運動

男らしい腕をつくる運動

力強い腿をつくる運動


そして

ヒロシ「おいでよ君たち泳ごうよ!」


 ◇


(文は貴重な資料より引用)

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