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鷹の爪(たかのつめ)

タカ目タカ科に属する鳥の爪。一般的には唐辛子と呼ばれることが多い。

なお、俳優の加藤鷹氏の指に生えている爪との関連は極めて薄いのでここでは触れないでおく。



食用としての鷹の爪

唐辛子と言えば、シシトウガラシやパプリカの事を指すが、鷹の爪は植物とは異なりタカ目タカ科に属する鳥の爪が十分伸びたところを爪切り等でチョキンと切除したものである。 本来、鷹の爪はどちらかと言えば黒色をしている。切除したのち殺菌の意味も含めて熱湯に潜らせる。 この時、爪に含まれる色素のアスタキサンチンが加熱により蛋白質と分離するため赤く染まった色に変化するといわれている。 また、この熱湯により鷹の爪にカプサイシンが生成され食用にした際の辛味となる。


1980年代の激辛ブーム以降しばらくは鷹の爪に代表される辛味を保有する食品が脚光を浴びてきたが、現在では極端に辛いものを好むブームは消沈している。 しかし、一部の激辛マニアには指示され続けているのも事実。

ビタミンAとビタミンCが豊富に含まれているため、適度に摂取することは体に良いとされているが、過剰摂取はバカになる可能性も指摘されているのでやめた方が良いかも知れない。


トウガラシの甘味種

トウガラシの甘味種として「シシトウガラシ」がある。


このシシトウガラシ、漢字で書くと「獅子唐辛子」であるがゆえに原材料はライオンの爪だと考えられがちだ。 しかし、実はピーマンの小さいやつがシシトウガラシであることは一般的にはほとんど知られていない。

これらのことは、にわかには信じられないかも知れない。・・・私自身もこんな文章を書いていてちょっと信じられない気持ちになった。

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