プロ野球に詳しい人なら「何をいまさら」と言うようなことでも、知らない人にとっては深い疑問となっていることも多いもの。
そもそも野球を知らないと言う人は、野球に無関心な場合がほとんどだと思われます。
昭和の時代は男の子の遊びと言えば野球。おやつはパッケージに野球選手の絵が描かれ選手の塩が効いた汗の味がするポテトチップスでした。 しかし、今ではプロ野球も盛り上がりに欠け子供たちも近年では、親孝行をするならプロ野球選手になるよりお笑い芸人になった方が親が国から保護されるから良いのではないか?と気付き始めています。 したがって、野球のことを知らないからと言って何ら生活に不便を覚えることもない。
とは言うものの、周りの人たちが野球の話で盛り上がっている時に全く参加できないのは多少なりとも辛いものです。
そこで今回のビギナーズ講座1回目は「プロ野球のキャンプ」について勉強したいと思います。
毎年2月ごろから行われる「プロ野球のキャンプ」については、何となくテレビで聞いたことくらいはあることでしょう。 テレビキャスターが「全チームのキャンプ情報をお伝えします!」とか言うものだから、何となくテレビを見ても選手たちは野球の練習をしているだけ。 それを見て「・・・これのどこがキャンプなのか?」と思われたのではないでしょうか?
実際に選手たちはテントを張って自炊もしてキャンプ生活を楽しんでいるのですが、プライバシーの問題からテレビで放送できるのは練習風景だけとされています。
では、詳しく解説していきましょう。
プロ野球の人たちがキャンプをするのは主に端境期となる2月です。 2月はまだ寒い時期なので少しでも暖かい沖縄県などの地域で行われます。 期間としては、だいたい丸1ヶ月かけてキャンプ生活を楽しむようです。
1日のタイムスケジュールは、
AM:5時、起床
AM:6時、昨晩の残り物で朝食を済ます
AM:7時、犬の散歩とテントの片付け
AM:8時、自由時間(読書や洗濯など)
AM:9時からPM:2時、野球をする
PM:3時、野球の後片付けと、食材の買出しと、焚き木集めを班に分かれて行動
PM:5時、夕食の調理(別の班がテント設営)
PM:6時からPM:8時、夕食(キャンプファイヤーなどもこの時)
PM:9時、就寝
これを約1ヶ月間繰り返します。楽しそうですね。
野球選手たちだけに、1日の中で野球の練習時間は1番長くとってあるようです。 キャンプ生活の中での野球なので楽しくのんびりと練習します。ダラダラやってもお咎めはありません。
ここでの練習では、ピッチャー(ボールを投げる人)は魔球の練習をします。魔球とは投げたボールを瞬間的に消すことを言います。 バッター(棒で打つ人)は、宇宙間への打球を練習します。宇宙間の打球というものの実際には宇宙空間までボールを打ち返すことは不可能です。 まるで宇宙まで飛んでいきそうな勢いでボールを打てるように練習します。それ以外の人は玉拾いをします。これらを順番に交代で楽しみます。
さあ、どうでしょうか?
簡単な説明ではありますが、何となくプロ野球のキャンプについての全体像は把握できたのではないでしょうか。