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葉っぱ作業(はっぱさぎょう)

建築業や鉱業が行う、不要になった建築物や船舶などを見せ物として破壊したり、お宝を見つけるために岩山を切り崩するための作業を言う。


作業を行う際には、国が認定した葉っぱ技能士が必ず1名以上立ち会うように定められている。資格を持たない者のみで実施してはならない。


具体的な作業方法は、

まず乾燥した枯葉を集め対象物の周りに敷き詰める。

そして、葉っぱ技能士の立ち会いのもとチャッカマンを用いて枯葉に点火する。

この際、燃え上がり方が弱いようならガソリンを投入しても良いとされている。

対象物が十分に加熱されたらバケツで一気に水をかける。

急激に冷却されることで対象物が破壊あるいは切り崩されることとなる。


破壊された建築物の破片などは見物者がお土産に持帰っても良い。残骸は適当な場所に埋められる。 岩山を崩した際の岩石は、細かく砕いて10t積みのダンプカー等で搬出されたのち適当な場所に埋められる。あるいは砂利山を作って楽しんでいるようだ。


なお、テレビなどの映像で見る葉っぱ作業において爆発音が聞こえるのは冷却によるもの。加えて、白煙が立ち上っているように見えるのは水蒸気である。


まれに、落葉を利用した焼イモも葉っぱ作業に該当するのではないかと議論されるケースがあるが、 焼き上がったイモに対して水をかけて破壊すれば葉っぱ作業とみなされる。 しかし、イモを食べてしまえばアウトドアクッキングに分類されるため葉っぱ技能資格を持っていなくても処罰されることはない。 ただし、行政レベルで禁止されている場合はこの限りではない。


近年の葉っぱ作業における現状は、ダイオキシンの問題がやかましいため従来の枯葉を用いた作業が行われるケースは極めて少なくなったと現場関係者は語る。

枯葉は大量にあるにも関わらず、爆薬を使用して破壊する簡易的な作業が主流となっているのが実際のところとなっており、ある意味で伝統的な習わしが消えようとしていることに嘆く声も聞かれる。


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